八女でつくられた提灯が、夏の柳川に灯ります。2026年8月13日(木)から16日(日)、21日(金)・22日(土)の計6日間、国指定名勝の柳川藩主立花邸 御花で「奇怪夜行2026『万福』のCRAFCULT展」が開かれます。6回目を迎える今年のテーマは「原点回帰」。100畳の大広間を提灯のインスタレーションが彩り、まちなかでは「妖しい夜巡り2026」が同時に動きます。
奇怪夜行2026とは?提灯と絵巻から生まれたアートイベント
御花はこの催しを、「伊藤さんの今までつくってきた提灯と立花家に伝わる妖怪の絵巻物から着想し、この展覧会のためにつくられた提灯や未発表の作品なども特別に展示するアートイベント」だと説明しています。
「伊藤さん」とは、八女市で提灯をつくり続ける伊藤権次郎商店のこと。創業210年の老舗ちょうちん屋で、重要文化財や神社仏閣などの装飾用の提灯を作り続けてきました。8代目の伊藤博紀氏は、伝統を守りながら、世界的な映画の美術セットやインテリアへの展開にも力を注いでいます。
6回目を迎える今年のテーマは「原点回帰」。立花家伝来の絵巻に伝わる怪異の史料と、柳川の地に息づく伝承文化を起点に、提灯工芸とアートによって新たな体験として表現する、と掲げられています。舞台となる御花は全敷地が国の指定名勝。10時から16時まで見学できる場所が、18時からは別の顔になります。
主催の異なる2つの企画が、同じ夜に動きます
奇怪夜行の本会場は御花です。主催は伊藤権次郎商店と柳川藩主立花邸 御花、企画を株式会社CRAFCULTが担い、公益財団法人立花家史料館が協力、西日本鉄道株式会社が協賛しています。
一方、まちなかで開かれる「妖しい夜巡り2026」は、総合プロデュースが株式会社CRAFCULT、運営は(一社)柳川市観光協会(DMO)です。こちらでは御花は協力の側に回り、伊藤権次郎商店、三柱神社、北原白秋生家、沖端商店会、柳川市が名を連ねます。協賛は柳川観光活性化協議会と柳川ブランド推進協議会。2つの企画をつないでいるのが、株式会社CRAFCULTです。
チラシは「毎年夏に御花にて開催される提灯アートイベント『奇怪夜行』。今年はその妖しい雰囲気が柳川の街へ滲み出す。」と、この関係を言い表しています。
有料なのは御花の本会場と北原白秋生家。三柱神社のサテライト会場、沖端エリアの散策、妖しい夜会は入場無料です。ただし散策の「夜巡りコンテンツ」と夜会の「各種コンテンツ」は有料と案内されています。
開催日はプログラムごとに違います
ここが最初に押さえたいところです。「妖しい夜巡り2026」全体の期間は8月13日(木)から8月22日(土)ですが、御花の本会場が開くのは8月13日〜16日と21日・22日の計6日間。8月17日から20日は、御花の開催日に含まれていません。 柳川市観光協会も、企画一覧に「主な見どころ・企画内容(※開催日にご注意ください)」と添えています。
| プログラム | 開催日 | 時間 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 御花本会場(奇怪夜行2026『万福』のCRAFCULT展) | 8月13日(木)〜16日(日)/21日(金)〜22日(土)【計6日間】 | 18:00〜21:00(最終入場20:30) | 大人(一般)1,800円/高校生1,000円/小中学生500円/未就学児無料 |
| 妖しい夜巡り2026(全体の期間) | 8月13日(木)〜8月22日(土) | — | — |
| 沖端エリアの散策 | 8月13日(木)〜8月22日(土) | 18:00〜21:00 | 散策無料(夜巡りコンテンツは有料) |
| 北原白秋生家 | 8月13日(木)〜16日(日)、21日(金)〜22日(土) | 18:00〜21:00 | 高校生以上800円/小中学生500円/未就学児無料 |
| 妖しい夜会 | 8月21日(金)・8月22日(土)限定 | 18:00〜21:00 | 入場無料(各種コンテンツは有料) |
| 三柱神社 | ※要確認(下記) | 16:00〜21:00 | 無料 |
三柱神社の開催日は、会場である三柱神社の告知と、企画を運営する柳川市観光協会の告知・チラシで記載が食い違っています。8月13日〜16日と21日・22日は双方が一致しますが、8月17日から20日の扱いが分かれます。三柱神社を目的に向かう場合は、直前に三柱神社の告知で開催日を確かめてください。
開催概要(御花本会場)
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 奇怪夜行2026『万福』のCRAFCULT展 |
| 開催日 | 2026年8月13日(木)〜16日(日)/21日(金)〜22日(土)【計6日間】 |
| 時間 | 18:00〜21:00(最終入場20:30) |
| 会場 | 柳川藩主立花邸 御花・立花家史料館 |
| 住所 | 〒832-0069 福岡県柳川市新外町1 |
| 入館料 | 大人(一般)1,800円/高校生1,000円/小中学生500円/未就学児無料 |
| 予約 | 不要。当日受付でチケットを購入 |
| 駐車場 | 敷地内は宿泊者専用。日帰りは市営駐車場または近隣のコインパーキング |
| 問合せ | TEL 0120-336-092(代表 10:00 – 16:00)/FAX 0944-74-0872 |
| 公式サイト | https://ohana.co.jp/lp/kikaiyako-2026/ |
まちなかの「妖しい夜巡り2026」についての問合せ先は別です。(一社)柳川市観光協会DMO推進室 TEL 0944-88-9027 が窓口になります。
料金は「昼」と「夜」で別です
奇怪夜行の入館料は、大人(一般)1,800円・高校生1,000円・小中学生500円・未就学児無料。これは18時からの夜間イベントの料金です。10時から16時までの見学に必要な御花入園料は、一般1,200円・高校生500円・小中学生400円で、こちらは別の料金体系になります。両方を通しで利用できるかどうかは記載がないため、昼から続けて滞在したい場合は事前に問い合わせるのが確実です。
北原白秋生家も別会場・別料金で、高校生以上800円・小中学生500円・未就学児無料。御花の1,800円には含まれません。
なお、御花の8月の全館休館日は25日(火)と26日(水)です。
見どころ・楽しみ方
1. 100畳の大広間を埋める提灯と、立花家の妖怪絵巻
本年は、100畳の大広間を彩る提灯インスタレーションをはじめ、伝統工芸とアートが交差する多彩な作品が展開されます。
会期中は立花家史料館で、立花家伝来の妖怪絵巻「芸州武太夫物語絵巻」も展示されます。江戸時代中期、稲生平太郎という少年が体験した妖怪との三十日間にわたる根競べの話を元にした絵巻です。ここに描かれた妖怪たちについて、御花は「恐ろしくありながら、どこか愛嬌も感じさせます」と紹介しています。

2. 対月館に現れる「奇怪夜市」
奇怪夜行の夜、御花のレストラン対月館には、選び抜かれた名店が集う「奇怪夜市」が現れます。告知には「ふわりと立ちのぼる珈琲の香り、焼き立て菓子の甘い誘惑、スパイスが効いた本格カレーや、夏の夜にぴったりのひんやりスイーツ」と並びます。立花家の三神を祀る三柱神社の出張御朱印も出ます。
各日の店舗リストは準備中とされており、2026年8月11日の時点では公表されていません。なお、奇怪夜行限定の御朱印は、本会場である御花でのみ受けられます。奇怪夜行限定のお守りも御花で頒布されます。
3. サテライト会場・三柱神社の提灯と「カッパの手」
三柱神社(柳川市三橋町高畑323-1)の展示会場は、社務所横の文化財・省耕園です。ここに伊藤権次郎商店の提灯と、柳川藩主立花家に伝来する「カッパの手」が並びます。境内では、柳川に伝わる河童伝説や立花家ゆかりの物語を提灯で表現するとのことです。
あわせて、境内に数多くの風鈴をしつらえる「導きの音」も開かれており、短冊に願いを記して風鈴に結ぶこともできるとのことです。省耕園の展示は時間帯で見え方が変わり、午後4時から7時までは外から直接、午後7時から9時まではガラス窓越しに見る案内になっています。
入場は無料。開催時間は16:00〜21:00で、社務所対応と御朱印・お守りの頒布は19:00までです。柳川の河童伝説をモチーフにした限定御朱印は、三柱神社の社務所で頒布されます。開催日は前述のとおり要確認です。

4. サテライト会場・北原白秋生家
北原白秋生家(柳川市沖端町55-1)は、御花本会場と同じ8月13日(木)〜16日(日)、21日(金)〜22日(土)の18:00〜21:00。白秋の言葉の世界を舞台にした提灯演出で、「どこか妖しく、どこか美しい『怪しい生家』の世界」と紹介されています。入場料は高校生以上800円、小中学生500円、未就学児無料です。
5. 提灯に照らされた沖端エリアと、2日間限定の「妖しい夜会」
沖端エリア周辺(柳川市沖端町)では、8月13日(木)から8月22日(土)の18:00〜21:00に散策が楽しめます。「提灯のライトアップで照らされた沖端エリアの特別な雰囲気を散策」する企画です。散策そのものは無料ですが、夜巡りコンテンツは有料。「提灯まち歩き」の受付は、柳川市観光協会内(柳川市沖端町35)です。
「妖しい夜会」は、8月21日(金)・22日(土)の2日間限定。沖端エリア・さげもんパーク周辺(柳川市稲荷町83)で18:00〜21:00に開かれます。妖怪メイク(ハリウッドワールド美容専門学校)、TOMARIGIと焚火焙煎珈琲(株式会社乗富鉄工所)、柳川キャンドルと竹燈のワークショップ、キッチンカー各種、どんこ舟バル。竹燈は8月22日のみです。どんこ舟バルの受付は柳川市観光協会内。入場は無料ですが、各種コンテンツは有料です。それぞれの料金・定員・所要時間・予約の要否は案内がないため、問合せ先の(一社)柳川市観光協会DMO推進室 TEL 0944-88-9027 で確認してください。
6. 三柱神社から御花へ向かう、片道の川下り
三柱神社近くの欄干橋下船着場から、御花の船着場までを結ぶ片道の川下りが運航されます。17:40発・18:10発・18:40発の3便で、乗船時間は約70分。運航は柳川観光開発株式会社です。
御花は「河童の法被を背にした船頭が運航する舟に身をゆだね、河童伝説が息づく水郷のまちをゆっくりと進む時間は、奇怪夜行の世界へ向かう特別なプロローグです」と紹介しています。予約が必要な便のため、乗る予定なら先に予約を済ませてください。料金と定員については、予約ページでご確認ください。
アクセス・駐車場情報
Google マップで「柳川藩主立花邸 御花 福岡県柳川市新外町1」を開く
車でお越しの方
御花の敷地内にある駐車場は、宿泊者専用です。日帰りで訪れる場合は、市営駐車場または近隣のコインパーキングを利用してください。御花は全敷地が国の指定名勝であるため、景観と文化遺産を守る目的から敷地内の駐車スペースを縮小した、と説明されています。台数・料金・具体的な市営駐車場の名称は記載がありません。
まち側の企画も、来場者に市営駐車場の利用を案内しています。妖しい夜会の期間(8月21日〜22日)は、柳川市本城町駐車場も夜間駐車が可能です。こちらも台数・料金の記載はありません。
三柱神社へ車で向かう場合は、高畑公園駐車場(柳川市三橋町高畑325-2・無料)。ただし駐車台数には限りがあります。三柱神社は「奇怪夜行開催日は混雑が予想されるため、できる限り公共交通機関をご利用ください。路上駐車や近隣施設への無断駐車はご遠慮ください。」と案内しています。
電車・バスでお越しの方
御花のアクセス案内は図表で示されており、在来線は西鉄福岡から特急電車で48分の西鉄柳川、そこからバス15分、タクシー10分、川下り70分となっています。路線バスの系統名や降車バス停の名称までは示されていません。
三柱神社については、西鉄天神大牟田線「西鉄柳川駅」で下車、駅より徒歩5分と案内されています(こちらは三柱神社への行き方です)。三柱神社は「駅から歩いてお越しいただけるため、三柱神社を起点に奇怪夜行を巡る方には、公共交通機関のご利用がおすすめです。」としています。
帰りの交通について
21時に終わるプログラムが中心ですが、最終電車やバスの最終便についての案内は見当たりません。帰りの時刻は、各交通機関で事前に確認してから出かけてください。
注意事項・持ち物
撮影のルール
御花の見学案内には「ドローンでの撮影は禁止します。」と明記されています。あわせて「一脚、三脚などの使用とストロボ等追加照明の使用は他のお客様の鑑賞のさまたげとなりますのでご遠慮ください。」ともあります。夜の会場に三脚やストロボを持って行く前に、この案内を確認してください。
喫煙について
屋内・屋外を問わず禁煙です。喫煙は指定された喫煙場所を利用してください。御花は国指定名勝であり、火気厳禁の文化財建造物を擁している、と説明されています。
案内が見当たらず、確認が必要な項目
- 雨天・荒天時の対応(決行・中止のいずれの記載も見当たりません)
- ベビーカー・車椅子の可否、多目的トイレ、オムツ替え台の有無
- 会場内への飲食物の持ち込み、ペットの同伴
- 三柱神社から御花への川下りの料金・定員・予約締切
- 提灯まち歩き、どんこ舟バル、各ワークショップの料金・所要時間・定員
- 三柱神社サテライト会場の開催日(前述のとおり記載が食い違っています)
チラシには「内容は予告なく変更となる場合がございます。最新情報は公式サイト・SNSをご確認ください。」と添えられています。出かける前に、最新の告知を確かめてください。
よくある質問(FAQ)
Q. 8月17日から20日に御花へ行けば、奇怪夜行を見られますか。
いいえ。御花本会場の開催日は8月13日(木)〜16日(日)と21日(金)〜22日(土)の計6日間で、8月17日から20日はここに含まれていません。まちなかの「妖しい夜巡り2026」は8月13日〜22日の期間で案内されていますが、プログラムごとに開催日が異なります。行きたい会場の日程を、必ず個別に確かめてください。
Q. 入館料1,800円で、三柱神社や北原白秋生家も見られますか。
いいえ。1,800円は御花本会場の入館料です。三柱神社のサテライト会場は入場無料、北原白秋生家は高校生以上800円・小中学生500円・未就学児無料の別料金になります。沖端エリアの散策と妖しい夜会は入場無料ですが、各種コンテンツは有料です。
Q. 予約は必要ですか。
御花本会場の入場に予約は要りません。当日、受付でチケットを購入してください。三柱神社から御花へ向かう片道の川下りは、予約が必要な便として案内されています。乗船を考えている場合は、先に予約を済ませてください。
Q. 御花に駐車場はありますか。
敷地内の駐車場は宿泊者専用です。日帰りの場合は、市営駐車場または近隣のコインパーキングを利用してください。台数・料金の記載はありません。三柱神社へは高畑公園駐車場(無料)が利用できますが、駐車台数に限りがあり、混雑時は公共交通機関の利用が呼びかけられています。
Q. 子ども連れでも楽しめますか。
御花本会場の入館料は小中学生500円、未就学児は無料です。北原白秋生家も小中学生500円、未就学児無料。18時からの夜間開催で、御花の最終入場は20:30です。ベビーカーの可否、多目的トイレやオムツ替え台の有無については案内が見当たらないため、事前の問合せをおすすめします。
まとめ
八女の提灯の灯りが、御花の大広間から三柱神社の境内、そして沖端のまちへと広がります。御花の本会場は8月13日(木)〜16日(日)と21日(金)〜22日(土)の計6日間、18:00〜21:00。まちなかの「妖しい夜巡り2026」は8月13日〜22日ですが、プログラムごとに開催日が違います。行きたい会場がその日に開いているかどうかを、出かける前にもう一度確かめてください。
イベント情報
- イベント名: 奇怪夜行2026『万福』のCRAFCULT展/関連企画「妖しい夜巡り2026」
- 開催日: 御花本会場 2026年8月13日(木)〜16日(日)/21日(金)〜22日(土)【計6日間】。妖しい夜巡り2026(全体)2026年8月13日(木)〜8月22日(土)※プログラムごとに開催日が異なります
- 時間: 御花本会場 18:00〜21:00(最終入場20:30)
- 会場: 柳川藩主立花邸 御花・立花家史料館(〒832-0069 福岡県柳川市新外町1)/サテライト会場 三柱神社(柳川市三橋町高畑323-1)・北原白秋生家(柳川市沖端町55-1)
- 料金: 御花本会場 大人(一般)1,800円/高校生1,000円/小中学生500円/未就学児無料。北原白秋生家 高校生以上800円/小中学生500円/未就学児無料。三柱神社 無料
- アクセス: 西鉄福岡から特急電車48分で西鉄柳川、そこからバス15分・タクシー10分・川下り70分(御花のアクセス案内より)
- 駐車場: 御花の敷地内は宿泊者専用。日帰りは市営駐車場または近隣のコインパーキング。三柱神社は高畑公園駐車場(柳川市三橋町高畑325-2・無料/台数に限りあり)
- 問合せ: 御花本会場 TEL 0120-336-092(代表 10:00 – 16:00)/妖しい夜巡り2026 (一社)柳川市観光協会DMO推進室 TEL 0944-88-9027
- 公式サイト: 本会場 https://ohana.co.jp/lp/kikaiyako-2026/ /関連企画 https://www.yanagawa-net.com/news_event_list/6246/ /三柱神社 https://mihashirajinja.org/blogs/nwes/kikaiyako2026
