歴史の趣が漂う筑後市の山梔窩(さんしか)で、「#サンシカの冬」と題した特別なライトアップが開催されます。久留米の志士、真木和泉守保臣(まきいずみのかみやすおみ)を偲び、その思想と生涯に思いを馳せる幻想的な灯りの中で、冬の夜を静かに彩るイベントです。

開催概要

項目詳細
日程令和6年12月6日(金)、7日(土)、8日(日)、13日(金)、14日(土)
時間18:00~20:30
会場山梔窩(筑後市水田242-12)
料金無料
問い合わせ筑後市観光協会(TEL:0942-53-4229)
アクセス水田天満宮から西へ約100メートル、「水田中町」交差点

※天候により中止となる場合は、主催者からの発表が行われます。

https://chikugo.net/sanshika_winter

山梔窩(さんしか)と真木和泉守保臣

真木和泉守保臣は、幕末の混迷する時代に尊王攘夷の志を貫いた久留米の藩士。水天宮の神職を務める家柄に生まれ、学問と武術に秀でた彼は藩の改革に意見を表明したものの、反感を買い筑後市の山梔窩に幽閉されました。ここでの生活はおよそ9年9か月にわたり、この地で彼は尊王攘夷の思想を共有する若者たちを育て、門弟教育を行いました。その姿はまるで吉田松陰が松下村塾で志士たちを育成したのと同じです。

イベント内容と見どころ

ライトアップでは、真木和泉守の辞世の句「大山の 峯の岩根に 埋にけり わが年月の 大和魂」がパネルで紹介されます。また、彼と共に志を同じくした50名の同志の名前が紙灯篭に記され、幻想的な光に包まれた山梔窩の夜を彩ります。50名の同志たちへの思いが紙灯篭の明かりに映し出され、歴史を感じさせる幻想的な空間が演出されます。

山梔窩(さんしか)の歴史

真木和泉守が暮らしたこの茅葺きの小さな家「山梔窩」は、明治維新の礎を築いた由緒ある場所とされています。和泉守は、1852年から約10年間この地で国を憂う日々を過ごしました。藩を離れ長州藩と手を組んで幕府と対決した彼は、1864年の「蛤御門の変」で命を落としましたが、その後の薩長同盟の成立や大政奉還など、彼の志は確実に明治維新の実現に結実していきました。

冬の夜、山梔窩で幻想的に灯された光の中、幕末の志士たちの想いに触れる特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。