福岡県筑後市溝口地区で毎年12月13日に開催される「きせる祭り」は、天正6年(1578年)の落城の際の故事に由来する伝統行事です。参加者が30cmの竹筒製きせるで煙草を吸う珍しい光景が見られる奇祭として知られています。

イベント概要

イベント名きせる祭り
開催日2025年12月13日(土)
開催時間午前10時30分~12時
会場座元(溝口地区)→ 竈門神社
住所福岡県筑後市溝口
主催竈門神社
参加費無料(推定)
公式サイト筑後市観光協会

イベント内容

歴史的背景

天正6年(1578年)、溝口城主・秋月種美が佐賀の龍造寺隆信の攻撃を受けて落城した際、種美と住民は溝口地域の家々を焼き払い、竹林に逃れました。その際、山芋を食べて生き延び、竹を切って煙草のきせる代わりにして吸ったという故事が、この祭りの由来となっています。

祭りの流れ

その年の座元(ざもと)と呼ばれる当番の家で儀式が始まります。参加者は30cmの竹筒で作られたきせるで刻み煙草を吸い、部屋を白煙で満たします。

その後、清めの水、箒、天狗面、幟を持って竈門神社まで行列を組んで移動し、神社で神事を執り行います。この行事は、先人の苦難を偲び、五穀豊穣と家族繁栄を祈願する意味が込められています。

竹製のきせるで煙草を吸うという珍しい光景は、全国的にも稀な奇祭として注目されており、筑後市の伝統文化を今に伝える貴重な行事です。

祭りの意義と地域の絆

きせる祭りは、単なる歴史的行事の再現ではなく、地域コミュニティの絆を深める重要な役割を果たしています。毎年12月13日という日付にこだわり、座元の当番制で運営される仕組みは、溝口地区の住民が一体となって祖先の記憶を次世代に継承していく姿勢を表しています。

戦国時代の困難を乗り越えた先人たちの知恵と勇気を偲びながら、現代を生きる私たちも五穀豊穣と家族の繁栄を祈願する。この祭りには、時代を超えて受け継がれる地域の心が込められています。

竈門神社について

神社の歴史

竈門神社は筑後市溝口地区に鎮座する歴史ある神社です。きせる祭りの舞台となるこの神社は、地域の守護神として長年にわたり住民の信仰を集めてきました。天正6年の落城という悲劇を乗り越えた溝口の人々の心の拠り所として、今日まで大切に守られています。

神社の特徴

座元の家から竈門神社までの行列は、清めの水、箒、天狗面、幟を持った参加者によって厳かに執り行われます。この行列の様子は、戦国の世を生き抜いた先人たちへの敬意と感謝の気持ちを表現しており、祭りのクライマックスを迎える重要な儀式となっています。

アクセス情報

住所

福岡県筑後市溝口(竈門神社)

交通手段

詳細な交通アクセス情報については、筑後市観光協会にお問い合わせください。

駐車場

駐車場情報については、事前に筑後市観光協会にご確認ください。

地図

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注意事項

参加について

  • 参加費や一般参加の可否については、筑後市観光協会にお問い合わせください。

問い合わせ先

一般社団法人 筑後市観光協会

その他

  • 詳細な開催情報、参加方法等については、開催日が近づきましたら筑後市観光協会の公式サイトをご確認いただくか、直接お問い合わせください。

イベント前後の楽しみ方

筑後市の魅力

きせる祭りの前後には、筑後市の観光スポットを巡るのもおすすめです。筑後市は九州新幹線の筑後船小屋駅を擁し、温泉地としても知られています。駅周辺には温泉施設があり、祭り見学の後の疲れを癒すことができます。

恋ぼたる

筑後市の人気観光スポット「恋ぼたる」は、恋愛成就のパワースポットとして若い世代を中心に人気を集めています。ロマンティックな雰囲気の中で、カップルや友人同士で訪れる方が多い場所です。

筑後広域公園

広大な敷地を持つ筑後広域公園では、四季折々の自然を楽しむことができます。11月には筑後七国ひめびこ祭りなど、地域の伝統文化を体験できるイベントも開催されています。

アクセスの良さ

九州新幹線筑後船小屋駅は、博多駅から約30分でアクセス可能です。新幹線を利用すれば、福岡市内からの日帰り観光も十分に楽しめます。駅周辺には観光案内所もあり、地域の魅力を知るための情報収集に便利です。

地域グルメ

筑後市は農業が盛んな地域で、新鮮な農産物を使った料理が楽しめます。特に地元で栽培される「くるり米」は、職人技術が織り込まれた特産品として知られています。地域の飲食店では、筑後の食材を活かした料理を味わうことができます。

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